- 「タンスやベッドを処分したいけれど、自分では家の外まで運べない」
- 「高齢で重い家具を動かせない。福岡市に運び出しまでお願いできる?」
福岡市では、粗大ごみを指定された場所まで運ぶことが難しい方を対象に、有料の「粗大ごみ持ち出しサービス」を実施しています。
対象となる方は、屋内または玄関前から粗大ごみを運び出してもらえます。ただし、誰でも利用できるわけではなく、個数、大きさ、重さ、搬出方法にも条件があります。
まずは、制度の要点を確認しましょう。
| 項目 | 福岡市の持ち出しサービス |
|---|---|
| 対象者 | 65歳以上の方、障がいのある方、妊婦など、粗大ごみを所定の場所まで運べない方 |
| 個数 | 1回につき5個まで |
| 屋内からの持ち出し手数料 | 1個につき500円 |
| 玄関前からの持ち出し手数料 | 1個につき300円 |
| 別途必要な費用 | 品目ごとの粗大ごみ処理手数料 |
| 申込方法 | 粗大ごみ受付センターへ電話 |
| 立ち会い | 必要 |
| 主な条件 | 3人で持てる重さ、玄関口を通る大きさ、工事や解体が不要な物 |
この記事では、福岡市の粗大ごみ持ち出しサービスの対象者、料金、申込方法、利用できないケースを分かりやすく解説します。
※制度や料金は変更される可能性があります。申し込みの際は、福岡市または粗大ごみ受付センターの最新案内をご確認ください。
福岡市の粗大ごみ持ち出しサービスとは
福岡市の通常の粗大ごみ収集では、申込時に指定された場所まで、利用者自身が粗大ごみを運び出します。
しかし、高齢、障がい、妊娠などの事情により、家具などを自力で運び出せない方もいます。そのような方を対象に、収集スタッフが屋内や玄関前から粗大ごみを持ち出して収集するのが「粗大ごみ持ち出しサービス」です。
民間の不用品回収サービスとは異なる福岡市の制度であり、通常の粗大ごみ収集へ追加する形で申し込みます。
対象となる方
福岡市が案内している対象者は、次のとおりです。
- 65歳以上の高齢者
- 障がいのある方
- 妊婦など、その他特に必要がある方
- 上記に該当し、粗大ごみを所定の場所まで持ち出せない方
年齢などの条件だけで自動的に利用できるとは限りません。対象になるか判断が難しい場合は、粗大ごみ受付センターへ事情を伝えて確認してください。
1回につき5個まで
持ち出しサービスで申し込める粗大ごみは、1回につき5個までです。
家具が6個以上ある場合や、家具に加えて大量の生活用品も片付けたい場合は、一度で対応できない可能性があります。申込時にすべての品目を伝え、利用できる範囲を確認しましょう。
持ち出しサービスの料金
持ち出しサービスの手数料は、どこから運び出すかによって異なります。
| 持ち出す場所 | 追加手数料 |
|---|---|
| 屋内から持ち出して収集 | 1個につき500円 |
| 玄関前から持ち出して収集 | 1個につき300円 |
この金額だけで粗大ごみを処分できるわけではありません。持ち出し手数料とは別に、品目ごとの粗大ごみ処理手数料が必要です。
福岡市の粗大ごみ処理券は300円・500円・1,000円で、必要額は品目によって変わります。粗大ごみ受付センターの案内を受けてから、必要な金額分の処理券を購入してください。
料金の考え方
支払う金額は、基本的に次の合計です。
品目ごとの粗大ごみ処理手数料+持ち出しサービスの手数料
たとえば同じタンスでも、大きさや種類によって粗大ごみ処理手数料が異なる場合があります。自己判断で処理券を購入せず、電話申込時に金額を確認しましょう。購入後の粗大ごみ処理券は払い戻しできません。
持ち出してもらえる粗大ごみの条件
福岡市の持ち出しサービスでは、すべての大型家具を運んでもらえるわけではありません。主な条件は次のとおりです。
人力3人で持ち出せる重さ
収集スタッフ3人の人力で持ち出せない重量物は対象外です。
非常に重い金庫、大型のピアノ、業務用機器などは、福岡市がそもそも収集しない品目に該当する場合もあります。重さや品目を具体的に伝えて確認してください。
玄関口から持ち出せる大きさ
家具が玄関口を通らない場合は、持ち出しサービスを利用できません。
申込前に、粗大ごみ本体だけでなく、室内ドア、廊下、玄関、階段などの幅も確認しておくと安心です。
取り外し工事や解体を必要としない
福岡市の持ち出しサービスでは、家具の解体や設備の取り外し工事は行われません。
次のような物は、そのままでは対象外になる可能性があります。
- 解体しなければ玄関を通らないベッドや家具
- 壁や天井へ固定された家具
- 取り外し作業が必要な設備
- 他の家具を移動しなければ搬出できない物
収集スタッフが安全に持ち出せるよう、搬出経路を事前に確保する必要があります。
福岡市が粗大ごみとして収集しない物
次の家電などは、福岡市の粗大ごみ収集および持ち出しサービスの対象外です。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
- パソコン本体・ディスプレイなど
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、家電リサイクル法に沿った処分が必要です。買い替え先や購入した小売店への依頼、指定引取場所への持ち込みなど、品目に合った方法を確認してください。
パソコンも、メーカー回収など別の処分方法があります。
このほか、車・バイク、タイヤ、バッテリー、ピアノ、消火器、ガスボンベ、中身が入った塗料缶なども、市の粗大ごみとして収集されない物があります。品目一覧にない物は、粗大ごみ受付センターへ電話で確認しましょう。
粗大ごみ持ち出しサービスの申込方法
持ち出しサービスは、インターネットやLINEでは申し込めません。粗大ごみの収集申込と一緒に、電話で申し込みます。
粗大ごみ受付センター
- 電話番号:092-731-1153
- 受付時間:月曜日~土曜日の午前9時~午後5時
- 休み:12月29日~1月3日
電話では、最初に「粗大ごみの持ち出しサービスを利用したい」と伝えてください。
電話前に確認しておくこと
次の情報を整理しておくと、申し込みがスムーズです。
- 住所
- 氏名と連絡先
- 持ち出しサービスが必要な事情
- 粗大ごみの種類と個数
- おおよその大きさ
- 屋内または玄関前のどちらから持ち出してほしいか
- 戸建て・集合住宅のどちらか
- 階数とエレベーターの有無
- 玄関までの搬出経路
集合住宅では、管理会社へ搬出作業の時間帯、エレベーターの使用、共用部分のルールなどを確認しておきましょう。
申込から収集までの流れ
品目、個数、持ち出す場所などを伝えます。収集日、料金、立ち会い時間などの案内を受けてください。
福岡市の通常の粗大ごみ収集は、最短でも申込日から1週間程度後です。持ち出しサービスは訪問時間の調整も必要なため、余裕を持って申し込みましょう。
受付センターから案内された金額の粗大ごみ処理券を、スーパーやコンビニエンスストアなどで購入します。
処理券には受付番号または氏名を記入し、指定された方法で粗大ごみに貼ります。
粗大ごみから玄関までの通路を確保します。通路上の家具、段ボール、生活用品などを移動しなければ持ち出せない状態では、収集できない場合があります。
家具を無理に分解したり、一人で動かしたりしてけがをしないよう注意してください。
通常の粗大ごみ収集は立ち会い不要ですが、持ち出しサービスは立ち会いが必要です。
時間を決めて訪問されるため、当日は在宅して対応します。集合住宅では、オートロックの解錠やエレベーターの利用にも対応できるよう準備しましょう。
通常の粗大ごみ収集との違い
| 比較項目 | 通常の粗大ごみ収集 | 持ち出しサービス |
|---|---|---|
| 利用者 | 福岡市内の一般家庭 | 対象条件に該当し、自力搬出が難しい方 |
| 申込方法 | 電話・インターネット・LINE | 電話のみ |
| 搬出 | 利用者が指定場所へ出す | 市のスタッフが屋内または玄関前から持ち出す |
| 個数 | 申込内容による | 1回5個まで |
| 追加手数料 | なし | 屋内500円/個、玄関前300円/個 |
| 立ち会い | 原則不要 | 必要 |
| 解体・取り外し | 対応しない | 対応しない |
自分または家族が指定場所まで安全に運べる場合は、通常の粗大ごみ収集を利用します。自力で運べず、福岡市の対象条件に当てはまる場合は、電話で持ち出しサービスを相談してください。
福岡市の持ち出しサービスを利用できない場合
次のような場合は、市の持ち出しサービスだけでは解決できないことがあります。
対象者の条件に当てはまらない
一人暮らしで運ぶ人がいないといった事情だけでは、福岡市の対象にならない可能性があります。まず受付センターへ確認し、対象外となった場合は家族や知人の協力、民間サービスなどを検討します。
粗大ごみが6個以上ある
持ち出しサービスは1回5個までです。引越し、遺品整理、家一軒の片付けなどで家具や生活用品が多い場合は、複数回の申込で対応できるかを確認するか、民間サービスなどを検討します。
解体や取り外しが必要
玄関を通らないタンスやベッド、取り外しが必要な家具・設備は、福岡市のサービスでは対応できません。
自分で無理に解体すると、けがや建物の損傷につながることがあります。解体と搬出の両方に対応できるサービスへ相談しましょう。
退去日などが迫っている
福岡市の粗大ごみ収集は、最短でも申込日から1週間程度後です。予約状況や地域によって希望日に収集できるとは限りません。
引越しや賃貸住宅の退去まで数日しかない場合は、民間サービスなど退去期限に対応できる別の処分方法を早めに検討してください。
家電リサイクル対象品も一緒に処分したい
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンなどは、福岡市の粗大ごみとして収集されません。家具と対象家電をまとめて片付けたい場合は、家電リサイクル法に沿った対応が可能な民間サービスを利用する必要があります。
福岡市の制度と民間の持ち出しサービスの比較
| 比較項目 | 福岡市 | 民間サービス |
|---|---|---|
| 対象者 | 利用条件あり | 業者の対応条件による |
| 個数 | 1回5個まで | 単品から大量まで相談可能 |
| 解体・取り外し | 不可 | 対応できる |
| 日時 | 市が案内する収集日・訪問時間 | 希望日時を相談可能 |
| 細かな不用品の片付け | 原則対象外 | 仕分けから相談できる場合あり |
| 料金 | 市が定める手数料 | 物量・品目・搬出条件ごとの見積もり |
費用を抑えたい場合は、利用条件を満たす範囲で福岡市の持ち出しサービスを優先するとよいでしょう。
民間サービスは、対象条件に当てはまらない、解体が必要、数量が多い、日程が合わない場合などに役に立ちます。お金はかかってしまいますが、非常に楽に不用品を処分することが可能です。依頼前に総額、作業範囲、追加料金が発生する条件、廃棄物の適正処理方法を確認してください。
市の持ち出しサービスで対応できないときは福岡片付け隊へご相談ください
福岡片付け隊では、福岡市の制度を利用できない場合や、持ち出しサービスの範囲を超える片付けについてご相談を受けています。
- 対象者の条件に当てはまらない
- タンスやベッドの解体が必要
- 粗大ごみが5個を超えている
- 家具と細かな生活用品をまとめて片付けたい
- 冷蔵庫や洗濯機などの処分方法も相談したい
- 引越しや退去が迫っている
- 階段から大型家具を運び出せない
単品の家具から、お部屋・一軒家の片付けまで、品目と搬出条件を確認したうえで対応方法をご案内します。
出張見積もり・見積もりは無料です。スタッフと車両の空き状況によっては即日対応も可能です。見積もり後に品目や作業条件が変わらない限り、理由のない追加料金や深夜料金を後から上乗せすることはありません。
再利用できる家具や家電などは、年式、状態、需要に応じて買取査定も行っています。買取可能な場合は、査定額を作業費から差し引くことができます。
福岡を中心に年間2,900件以上の片付けに対応してきた経験をもとに、建物を傷つけない搬出方法や、物量に合った作業内容をご提案します。
なお、すべての品目を無条件で回収できるわけではありません。買取・リユースできる物と廃棄物を分け、廃棄物は地域と品目に応じた適正な処理方法を確認します。
持ち出しサービスが使えないときは福岡片付け隊にお任せください
女性やご高齢のお客様だけのご家庭も多く、大型家具などを運び出せないというケースもよくあります。弊社では、お部屋がどんな状態であっても、まずは導線となる障害物を撤去・整理してから安全に搬出いたします。
特に多いのが、不用品がたくさんあり、持ち出しサービスの5個だけではとても足りないというケースです。こんなときも私たちであれば、どれだけ不用品があっても、残さず回収可能です。
何階のお部屋であっても問題ございません。また、持ち出しサービスでは無理なケース、そのままでは搬出できないもの(室内で DIY・組み立てされたベッドやタンスなど)につきましては、室内で解体した上で搬出いたします。
福岡片付け隊にご依頼いただいた作業実績
福岡市で解体が必要な大型ベッド・マットレス・木製家具の不用品回収

当初は福岡市の粗大ごみ収集サービスをご検討されていましたが、「不用品の点数が多く指定場所まで運べない」、「大型ベッドの解体が難しく部屋から出せない」とのことで、福岡片付け隊へご相談・ご依頼いただきました。
作業内容・概要
| 項目 | 詳細 |
| 作業内容 | 大型ベッドフレームの解体作業、マットレス・木製家具の室内からの搬出・回収 |
| 作業時間 | 約45分(スタッフ2名) |
| 主な回収品目 | 木製ベッドフレーム(解体撤去)、スプリングマットレス、大型木製パネル・天板、建具類、不用雑貨 |
作業のポイント
- 大型ベッドをその場で解体して安全搬出
そのままでは部屋の扉や廊下を通らない大型ベッドフレームを、スタッフが持参した工具で手早く解体。壁や床を傷つけることなくスムーズに搬出いたしました。 - 指定場所までの運び出し不要で一括回収
重量のある厚手マットレスや大型木製家具も、お部屋の中からの運び出しからトラックへの積み込み・ロープ固定までスタッフがすべて対応いたしました。 - 行政サービスで間に合わない物量もスピーディーに解決
「粗大ごみの点数制限がある」、「自力での運び出し・解体が難しい」という場合でも、即日・短時間でまとめて片付けを完了させました。
「行政の粗大ごみ収集では指定場所まで運べない」、「家具の解体や分別ができず困っている」といった不用品のお悩みも、解体から搬出まで丸ごとお任せいただけます。
福岡市の粗大ごみ持ち出しサービスに関するよくある質問
- 一人暮らしなら持ち出しサービスを利用できますか?
一人暮らしであることだけで利用できるとは限りません。65歳以上、障がい、妊娠などの事情があり、粗大ごみを所定の場所まで運べない方が対象です。具体的な状況を粗大ごみ受付センターへ伝えて確認してください。
- 高齢者なら必ず利用できますか?
65歳以上であっても、粗大ごみを自力で所定の場所まで運べないことが利用条件です。世帯状況などを含め、最終的な取扱いは申込時に確認してください。
- マンションの部屋からも運んでもらえますか?
屋内からの持ち出しに対応していますが、家具の重さや大きさ、階数、エレベーター、搬出経路などによって対応できない場合があります。管理会社への確認も済ませたうえで、電話申込時に建物の状況を詳しく伝えてください。
- 家具を解体してもらえますか?
福岡市の持ち出しサービスでは、解体や取り外し工事を行いません。解体しなければ玄関口を通らない物は対象外です。
- 当日は立ち会いが必要ですか?
必要です。通常の粗大ごみ収集は原則として立ち会い不要ですが、持ち出しサービスは訪問時間を決めて屋内などから搬出するため、立ち会わなければなりません。
- インターネットやLINEから申し込めますか?
持ち出しサービスは電話受付のみです。通常の粗大ごみ収集はインターネットやLINEでも申し込めますが、持ち出しを希望する場合は粗大ごみ受付センターへ電話してください。
- 冷蔵庫や洗濯機も運んでもらえますか?
冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、テレビ、エアコンは、福岡市の粗大ごみ収集対象外です。持ち出しサービスでも収集されないため、購入店への依頼など家電リサイクル法に沿った方法を利用します。
- 申込後すぐに来てもらえますか?
福岡市の通常の粗大ごみ収集は、最短で申込日から1週間程度後と案内されています。持ち出しサービスは立ち会い時間の調整も必要です。希望日に必ず収集されるとは限らないため、余裕を持って申し込みましょう。
まとめ|福岡市の持ち出しサービスは電話で申し込む
福岡市の粗大ごみ持ち出しサービスは、65歳以上の方、障がいのある方、妊婦などで、自力で粗大ごみを指定場所まで運べない方を対象とした有料サービスです。
屋内からは1個500円、玄関前からは1個300円の持ち出し手数料がかかり、別途、品目ごとの粗大ごみ処理手数料が必要です。利用は1回5個までで、電話でのみ申し込めます。
3人で持てない物、玄関を通らない物、解体や取り外しが必要な物、福岡市が粗大ごみとして収集しない家電などは対象外です。
まずは粗大ごみ受付センターへ相談し、市の制度で対応できない場合に、家族の協力や民間サービスを検討しましょう。福岡片付け隊でも、解体を伴う家具、5個を超える不用品、退去期限が迫った片付けなどをご相談いただけます。
福岡市の制度情報は2026年8月21日時点の公式情報を確認しています。








