雑餉隈にある3LDKの一戸建てで、売却前の遺品整理と家財一式の撤去を行いました。
亡くなられたご親族のお住まいを売却するにあたり、不動産会社様から「売却前に家の中をすべて空にしてほしい」と案内があったことから、福岡片付け隊へご相談いただいた事例です。
作業当日は、最初に買取担当者が和服、贈答品の食器セット、貴金属などを査定しました。買取できる品を先に分けた後、室内に残った日用品、衣類、古い着物、包装資材などを仕分けて搬出しています。
スタッフ4名、トラック2台の体制で、現場作業と運搬を止めないように2台を交互に運用しました。合計3往復の搬出・運搬を行い、最後に室内の簡易清掃まで実施。作業は1日で完了し、料金は一戸建て全体で30万円(税別)でした。
今回の遺品整理・家財撤去の作業データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作業場所 | 雑餉隈 |
| 建物 | 一戸建て |
| 間取り | 3LDK |
| ご依頼内容 | 売却前の遺品整理・家財一式撤去 |
| 作業人数 | 4名 |
| 作業時間 | 1日 |
| 使用車両 | トラック2台 |
| 運搬回数 | 2台を交互に運用し、合計3往復 |
| 主な買取品 | 状態の良い和服、未使用・状態の良い贈答用食器セット、貴金属など |
| 主な撤去品 | 日用品、衣類、古い着物、包装資材、室内の残置物など |
| 仕上げ | 搬出後の簡易清掃 |
| 作業料金 | 300,000円(税別) |
※料金は今回の間取り、家財量、搬出条件、作業人数、車両・運搬回数などに基づくものです。同じ3LDKでも、家財量や建物の状況によって料金は変わります。
※買取金額はお客様のご希望により非公開
ご依頼の背景|一戸建ての売却前に室内を空にしたい
今回のお客様は、亡くなられたご親族が住んでいた一戸建ての売却を予定されていました。
不動産会社様へ相談したところ、売却を進める前に、家具、衣類、日用品など家の中に残っている物をすべて撤去する必要があると案内されたそうです。
しかし、3LDKの室内には、長年使われていた日用品や衣類のほか、和服、贈答品、貴金属など、処分する前に価値を確認した方がよい品も残っていました。
お客様が長時間立ち会うことも難しかったため、必要な確認を行ったうえで、査定、仕分け、搬出、運搬、簡易清掃までを1日で終えられる体制を組みました。
作業前の室内状況
室内には、衣類、ハンガーラック、紙袋、段ボール、包装資材、紙類、額縁、生活用品などが残っていました。
写真の和室では、畳の広い範囲に品物が置かれ、出入口から部屋の奥までまっすぐ移動しにくい状態でした。一方で、家全体が天井近くまで荷物で埋まっているような状態ではなく、仕分けと搬出の順序を整えれば1日で作業できる物量でした。
遺品整理では、見た目だけで処分品と判断できない物があります。写真、書類、額縁、箱の中身、和服、アクセサリー類などを確認し、買取品や保管が必要な品を先に分けることが重要でした。
Before|遺品整理・家財撤去前

衣類、紙袋、段ボール、包装資材、額縁などが残っていた作業前の和室です。買取品や確認が必要な品を先に仕分けてから、家財の搬出を進めました。
最初に買取査定を行った理由
家財をすべて処分品として搬出してしまうと、まだ使用できる品や価値のある品まで手放すことになります。
そこで今回は、本格的な撤去を始める前に買取担当者が室内を確認し、次の品を査定しました。
- 状態の良い和服
- 箱に入った贈答品の食器セット
- 貴金属
- その他、再利用できる可能性のある品
査定の結果、買取できる品はその場で買取品として分けました。価値がつかなかった古い着物や使用済みの日用品などは、ほかの家財と一緒に撤去対象として整理しています。
先に買取品を選別することで、価値のある遺品の誤処分を防ぎ、買取代金を作業費用へ充当できる場合があります。
今回の作業で重視した5つのポイント
1.処分前に貴重品・買取品を仕分ける
作業開始時に、残しておく品、探している品、査定する品、撤去する品の基準を確認しました。
特に、貴金属、和服、贈答品、写真、書類などは、ほかの日用品に紛れている可能性があります。最初からすべてを袋へ入れず、内容を確認しながら仕分けを進めました。
2.出入口から搬出経路を確保する
床に衣類や箱が置かれた状態では、荷物を持ったまま安全に移動できません。まず出入口周辺から仕分け、スタッフが室内とトラックの間を往復できる通路を確保しました。
和室には畳、障子、ふすま、木製の柱などがあるため、ラックや額縁などの長い物を運ぶ際は、建具へ当てないように向きと持ち方を確認しています。
3.買取品を先に積み込む
買取品と貴重品の仕分けが終わった後、搬出対象となる品を1台目のトラックへ積み込みました。買取品やお客様へお返しする品は、撤去品と混ざらないよう別に管理します。
搬出対象を積み込み前に確定することで、誤回収を防ぎ、現場に残す品も確認しやすくなります。
4.トラック2台を交互に動かして作業を止めない
1台目のトラックが満載になった時点で、スタッフ1名が運搬を担当しました。その間も、現場に残った3名が室内の仕分けと2台目への積み込みを継続しています。
1台目が戻った後は2台目と入れ替え、次の運搬工程へ移りました。この方法でトラックを交互に動かし、合計3往復しました。
積み込み中に全員が運搬待ちになる時間を減らし、現場の仕分けと搬出を止めずに進めたことが、1日で完了できた大きなポイントです。
5.搬出後に簡易清掃と確認を行う
家財をすべて搬出した後、室内に細かなごみや取り残しがないかを確認し、簡易清掃を行いました。
今回行ったのは、家財撤去後の掃き掃除などを中心とした簡易清掃です。洗剤や専用機材を使って汚れを落とすハウスクリーニングや、畳・壁・障子などの修繕とは作業範囲が異なります。
遺品整理・家財撤去の作業の流れ
3LDKの室内を確認し、売却前に家の中を空にすることを作業の完了基準としました。残す設備や建物に付属する物についても、作業前に確認します。
状態の良い和服、贈答品の食器セット、貴金属などを確認しました。査定額にご納得いただいた品を買取対象として分けます。
買取品を確保した後、日用品、衣類、古い着物、包装資材などを種類ごとに仕分けました。写真や書類など、判断できない品は確認対象として分けます。
衣類や軽い生活用品は、運搬中に中身が落ちない量で袋詰めしました。食器や額縁など割れやすい品は、ほかの荷物と接触しにくいように分けます。
買取品と撤去品を混同しないように確認しながら積み込みました。積載時は、重い物を下に置き、運搬中に荷崩れしないよう配置します。
満載になったトラックから順番に運搬へ移り、現場では残ったスタッフが次の積み込みを続けました。2台を交互に運用して合計3往復し、3LDK全体の家財を搬出しました。
室内に残置物がないか各部屋、収納、床の間などを確認し、最後に簡易清掃を行いました。長時間の立ち会いが難しいお客様にも完了状態をご確認いただき、1日で作業を終えています。
作業後の状態|売却方法を検討できる空室へ
衣類、生活用品、包装資材などをすべて搬出し、和室は畳と床の間を確認できる状態になりました。
家全体の家財を撤去したことで、お客様は次の方針を検討できる状態になっています。
- 家財を撤去した現状のまま売却する
- 建物を解体して土地として売却する
- リフォームしてから売却する
今後の方針が決まり、より詳しい清掃が必要になった場合は、ハウスクリーニングについて改めてご相談いただく予定です。
After|遺品整理・家財撤去後

衣類や生活用品を搬出し、簡易清掃まで終えた和室です。家財がなくなり、畳、床の間、建具の状態を確認できるようになりました。
ビフォーアフター
| 作業前 | 作業後 |
|---|---|
| 衣類、紙袋、段ボール、包装資材などが混在 | ご依頼範囲の家財をすべて搬出 |
| 買取品・貴重品・撤去品の区別が必要 | 査定・仕分け後に種類別に搬出 |
| 畳の広い範囲が荷物で見えにくい | 畳と床の間を確認できる状態 |
| 家の売却準備を進めにくい | 現状売却・解体・リフォームを検討できる空室 |
3LDK一戸建ての遺品整理が30万円(税別)になった条件
今回の作業料金は、一戸建て全体で30万円(税別)でした。
料金に影響した主な条件は次のとおりです。
- 間取りは3LDK
- 家財量は極端に多い状態ではなかった
- スタッフ4名で1日作業
- トラック2台を使用
- 合計3往復の運搬
- 査定と買取品の分別
- 日用品、衣類、古い着物、包装資材などの仕分け
- 室内からの搬出
- 作業後の簡易清掃
同じ3LDKでも、タンスや大型家電の数、収納内の物量、階段、駐車場所、確認が必要な遺品の量、清掃範囲などによって料金は変わります。
長時間の立ち会いが難しい場合にも対応
今回のお客様は、作業中に長時間立ち会うことが難しい状況でした。
そこで、作業前に残す物や確認が必要な品を共有し、判断が必要な品が見つかった場合の連絡方法を決めたうえで作業を開始しました。
スタッフ4名とトラック2台で作業と運搬を並行したため、3LDKの遺品整理から簡易清掃までを1日で完了できました。お客様には、立ち会い時間を抑えながら予定どおり家の中を空にできた点をご評価いただきました。
売却前の遺品整理で確認しておきたいこと
どこまで撤去するかを不動産会社へ確認する
照明、エアコン、カーテン、物置、庭の品などを残すか撤去するかは、売却方法によって異なります。建物に付属する設備を誤って外さないよう、見積もり前に不動産会社へ確認しておくと安心です。
買取査定は撤去前に行う
和服、貴金属、食器、家具、家電、骨董品などは、状態や需要によって買取できる場合があります。処分品へ混ぜる前に査定すると、誤処分を防ぎ、費用負担を抑えられる可能性があります。
簡易清掃とハウスクリーニングを分ける
家財搬出後の掃き掃除と、キッチン・浴室・窓・床などを洗剤で清掃する作業は別です。現状売却、解体、リフォームのどれを選ぶか決まっていない場合は、まず家財撤去まで行い、方針決定後に必要な清掃範囲を決める方法もあります。
よくある質問
3LDKの一戸建ては1日で片付きますか?
今回の事例は、スタッフ4名、トラック2台で1日で完了しました。ただし、家財量、仕分け内容、搬出経路、運搬回数によって必要な日数は変わります。正式な作業時間は現地確認後にご案内します。
遺品整理と買取査定を同じ日に依頼できますか?
ご相談いただけます。今回も撤去作業の前に和服、贈答品の食器セット、貴金属などを査定し、買取品を分けてから残りの家財を搬出しました。
すべての着物を買い取ってもらえますか?
すべての着物に価格がつくわけではありません。作家、産地、証紙、素材、保管状態、汚れ、需要などを確認します。今回も状態の良い和服は買取し、値段がつかなかった古い着物はお客様の了承を得て撤去しました。
作業中にずっと立ち会う必要がありますか?
作業前の確認、鍵の受け渡し、残す物の指定、作業後の確認方法を決められれば、長時間の立ち会いが不要な場合があります。相続人や権利関係者が複数いる場合は、事前に処分の同意をご確認ください。
30万円にはハウスクリーニングも含まれますか?
今回の料金に含まれたのは、遺品の仕分け、買取査定、家財搬出、運搬と、搬出後の簡易清掃です【実際の料金範囲を最終確認】。水回りや窓、床などの本格的なハウスクリーニングは別途見積もりとなります。
売却方法が決まっていなくても依頼できますか?
ご相談いただけます。現状売却、解体、リフォームのどれを選ぶ場合でも、先に家財を撤去する必要があるケースがあります。ただし、残す設備や清掃範囲は売却方法で変わるため、不動産会社と確認しながら作業範囲を決めます。
スタッフより
今回の現場では、家財を運び出すだけでなく、最初に和服、贈答品、貴金属などを査定し、価値のある遺品を分けることを重視しました。
また、トラック2台を交互に動かし、1台が運搬中も現場で仕分けと積み込みを続けることで、3LDK一戸建ての家財撤去を1日で完了できました。
ご実家やご親族のお住まいを売却する際は、処分する物の量だけでなく、残したい品、査定したい品、不動産会社から撤去を求められている範囲を確認する必要があります。何から決めればよいか分からない場合も、室内の状況と今後の予定をお知らせください。
雑餉隈で売却前の遺品整理をご検討中の方へ
福岡片付け隊では、一戸建ての売却前に必要となる遺品の仕分け、買取査定、家財搬出、簡易清掃までご相談いただけます。
「家の中をすべて空にしたい」「価値のある品を捨てずに査定してほしい」「立ち会える時間が限られている」といった場合も、現地の状況を確認して作業方法をご提案します。
サービス全体の作業範囲や料金については、福岡の遺品整理サービス・料金をご確認ください。








