ゴミ屋敷と呼ばれる状態に陥ってしまった住宅を片付けるには、どのくらいの日数がかかるのでしょうか。片付けに必要な期間は、状況によって大きく異なりますが、今回はその目安や片付けの流れ、早く終わらせるためのコツについて詳しく解説します。
1. ゴミ屋敷片付けにかかる日数の目安
ゴミ屋敷の片付けにかかる日数は、部屋の広さやゴミの量、散らかり具合、人手の数によって大きく異なります。また、害虫駆除や特殊清掃、消臭作業などの追加対応が必要かどうかでも変わってきます。ここでは、片付け作業に必要なおおよその日数について、軽度・中度・重度のケースごとに分けて詳しく解説します。
軽度(部屋1〜2部屋程度)
【目安となる作業時間】
1日〜2日程度(スタッフ2〜3名の場合)
【状況の特徴】
- 生活スペースは一応確保されているが、床に衣類や空き缶、ペットボトルなどが散乱している状態
- 部屋の隅や収納スペースに、使っていない物が大量に積み上がっているケースも多い
- 害虫の発生や強い悪臭は少ないが、放置すれば悪化する可能性がある
【主な作業内容】
- 可燃ごみ・不燃ごみ・リサイクルごみの分別・袋詰め
- 粗大ごみの運び出し
- 家具や床周りの簡単な掃除
【注意点】
片付け後にハウスクリーニングを追加で依頼することも検討すると、より快適な生活空間に戻しやすくなります。
中度(部屋全体が埋まっている)
【目安となる作業時間】
2日〜4日程度(スタッフ3〜5名の場合)
【状況の特徴】
- 床がほとんど見えず、ゴミ袋やダンボール、空き缶、生活ゴミなどが山積みになっている状態
- 足の踏み場がなく、移動するにも注意が必要
- 部屋の奥まで行くには、ゴミをかき分けながら進む必要がある
- 異臭や害虫(ゴキブリ、ハエなど)が発生しているケースもあり、健康被害のリスクもある
【主な作業内容】
- 大量の生活ゴミ・不用品の分別・搬出
- 粗大ごみ・家具・家電の解体・運び出し
- ゴミの下から発見される食品の腐敗物、害虫の駆除
- 必要に応じて汚物清掃、消毒作業
【注意点】
作業途中で思い出の品や貴重品が出てくることもあるため、「残してほしいもの」を事前に業者へ伝えておくことが大切です。
重度(床から天井までゴミが堆積)
【目安となる作業時間】
5日〜1週間以上(スタッフ5〜8名以上の場合)
【状況の特徴】
- 床から天井付近までゴミが積み上がり、部屋に入ることも困難な状態
- ゴミの中に腐敗物、害虫、ネズミなどが混ざっているケースが多い
- 強烈な悪臭が漂っており、近隣住民から苦情が出ているケースもある
- 水回り(トイレ、風呂、キッチン)も使えなくなっていることが多い
【主な作業内容】
- 廃棄物の分別・大量搬出(トラック数台分になることも)
- 害虫駆除・消毒
- 汚物清掃、腐敗物の処理
- 必要に応じて消臭作業や特殊清掃
【注意点】
- 天井近くまで積み上がったゴミが崩れてくる危険性もあるため、自己判断で作業せず、必ずプロに依頼することが重要です。
- 作業完了後も、壁や床に染み付いた臭いが取れない場合があるため、消臭・除菌の追加作業を検討する必要があります。
その他の影響要因
ゴミ屋敷の片付けにかかる日数は、現場ごとに異なるさまざまな要素によって変わることも覚えておきましょう。
作業日数に影響する要素
要素 | 説明 |
---|---|
部屋数・広さ | ワンルームと一軒家では当然作業量が異なります |
ゴミの種類 | 食品ゴミ、家具、電化製品など種類が多いと分別に時間がかかります |
作業人数 | 人手が多いほど短期間で終わりやすいですが、人件費が上がる場合も |
清掃範囲 | ゴミの撤去だけでなく、清掃・消臭・害虫駆除を含む場合、時間も費用も増加 |
通路やエレベーターの有無 | マンションでエレベーターがない場合、大型ゴミの搬出に時間がかかります |
2. ゴミ屋敷片付け作業の流れ
実際にゴミ屋敷を片付ける際は、安全かつ効率的に作業を進めるために、いくつかの手順に沿って行われるのが一般的です。片付け作業は単純にゴミを捨てるだけでなく、分別・搬出・清掃・消臭といった工程が含まれるため、計画的に進めることが重要です。
ここでは、ゴミ屋敷の片付けにおける基本的な流れについて、詳しくご紹介します。
1.
現場調査・見積もり
まず最初に行うのが現場の状況確認です。業者が現地を訪れ、ゴミの量や種類、部屋の状態を確認します。
主な確認ポイント
- ゴミの量(軽度・中度・重度)
- ゴミの種類(生活ゴミ、食品ゴミ、粗大ゴミ、危険物など)
- 部屋数や広さ
- 搬出経路(エレベーターの有無、トラックの駐車スペースなど)
- 害虫・悪臭の有無
現場調査後に提示される見積もり
- 作業に必要な人員数
- 作業日数
- 作業料金(ゴミの処分費、作業費、清掃費などを含む)
- 追加オプション(消臭・害虫駆除・特殊清掃など)
現場調査と見積もりは、ほとんどの業者が無料で行っているため、複数社に依頼して比較するのがおすすめです。
2.分別作業
見積もり後、正式に依頼したら、次は分別作業に入ります。ゴミ屋敷では、さまざまな種類のゴミが混在しているため、分別が非常に重要です。
分別の基本カテゴリー
分類 | 主な例 |
---|---|
可燃ゴミ | 紙類、食品残渣、衣類、布団など |
不燃ゴミ | ガラス、陶器、プラスチック製品、金属類など |
資源ゴミ | ペットボトル、缶、瓶、古紙など |
粗大ゴミ | 家具、家電、自転車、マットレスなど |
仕分け時の注意点
- 腐敗物や害虫が潜んでいるケースもあるため、防護手袋やマスク着用が必要
- 思い出の品や貴重品が埋もれている可能性もあるため、「残しておくもの」は事前に業者に伝えておきましょう。
経験豊富な業者であれば、貴重品や重要書類を探しながら丁寧に仕分けしてくれるため、安心して任せることができます。
3.搬出・回収
分別が終わったら、袋詰めしたゴミや大型家具などを室外へ搬出し、トラックに積み込んで回収・運搬します。
搬出時に気を付ける点
- 大型家具や家電は、分解・解体して運び出すケースもある
- エレベーターのないアパートや細い通路などでは、搬出に時間がかかることもある
- 近隣住民への配慮も重要(騒音や通路塞ぎなど)
主な搬出物例
- 家電:冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジなど
- 家具:タンス、ソファ、テーブル、ベッドなど
- 日用品:衣類、布団、生活雑貨
廃棄物処理法に基づき、適切な方法で処分されるため、不法投棄などの心配はありません。
4.清掃・消臭
ゴミの搬出後、床や壁に付着した汚れや臭いの除去作業を行います。ゴミ屋敷では長期間放置された汚れがこびりついているため、通常の掃除では落としきれないケースも多く、専門的な清掃や消臭作業が必要になることがあります。
主な清掃内容
- 床や壁の拭き掃除
- 台所・風呂・トイレなど水回りの洗浄
- 油汚れやカビ、腐敗臭の除去
- 害虫の駆除、消毒作業(必要に応じて)
消臭・除菌
- 部屋全体に消臭剤・除菌剤を噴霧
- オゾン脱臭機を使って、しつこい悪臭を徹底除去するケースも
悪臭や害虫発生を放置すると、再びゴミ屋敷化する原因になるため、「片付けたら終わり」ではなく、最後の仕上げまでしっかり行うことが大切です。
5. 作業後の確認・引き渡し
清掃・消臭作業が終わったら、依頼主が現場を確認し、作業完了となります。
最後に確認すべきこと
- 処分してほしいもの・残してほしいものが正しく仕分けされているか
- 汚れや臭いがきちんと除去されているか
- 家具・家電などに破損がないか
納得できる仕上がりになっているか、しっかり立ち会って確認することが重要です。
3. 片付けに時間がかかる要因
ゴミ屋敷の片付けにかかる時間は、現場ごとの状況によって大きく変わります。中には数時間で終わるケースもあれば、数日から1週間以上かかるケースもあるため、事前にどのような要因が時間を左右するのかを把握しておくことが重要です。ここでは、特に作業時間に大きく影響する4つの要因について、詳しく解説します。
1.ゴミの量
最も大きな要因は、ゴミの量です。
単純にゴミの量が多ければ多いほど、仕分け、袋詰め、運び出しに時間がかかるため、作業期間も長くなります。
ゴミの量別作業日数の目安(1部屋の場合)
状態 | ゴミ量の目安 | 作業時間(2〜3名) |
---|---|---|
軽度 | 床が見え、多少散らかっている程度 | 半日〜1日 |
中度 | 腰くらいまで積もっている状態 | 1日〜2日 |
重度 | 天井近くまでゴミが積まれている状態 | 3日〜1週間以上 |
特に、家全体にゴミが広がっている場合は、数台のトラックを使った搬出作業が必要になり、必然的に長期間にわたることがあります。
2.分別作業の難易度
ゴミが種類ごとにまとまっておらず、混在している場合、分別に多くの時間を要することになります。
例えば、以下のようなケースでは分別作業が難航しやすくなります。
分別に手間取るケース例
- 食品ゴミ、生ごみ、缶、ペットボトル、ガラス、紙類が一緒になっている
- 使用済みの注射針、カミソリ、刃物など危険物が含まれている
- 電池やスプレー缶が埋もれていて発火のリスクがある
特に腐敗物や液漏れが発生していると、衛生面に配慮しながら慎重に作業を進める必要があるため、時間がさらにかかります。
3.家具・大型家電
大型家具や重量家電が多い場合、搬出作業に手間がかかるため、片付けに時間がかかります。
時間がかかる代表的な大型品
- タンス、ベッド、ソファ
- 冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ
- ピアノ、金庫、マッサージチェア
搬出作業時の主な問題点
- 狭い玄関や通路を通れず、解体作業が必要になることもある
- 階段しかない集合住宅では、運び出しにさらに時間がかかる
- 1人では運べない重量物の場合、複数人で慎重に運び出す必要がある
搬出時に床や壁を傷つけないよう養生しながら作業するため、安全第一で進める分、時間もかかります。
4.害虫・悪臭対策
ゴミが長期間放置されている場合、害虫の大量発生や悪臭が強いケースが多く、特別な処置が必要になります。
害虫発生の例
- ゴミの隙間からゴキブリが大量に出てくる
- ウジ虫やハエが飛び回っている
- ネズミの巣があり、死骸やフンが散乱している
悪臭の原因
- 腐った食品、ペットの排泄物、人間の汚物
- 生ごみに染み込んだ腐敗臭
追加で必要になる作業
必要な処置 | 内容 | 追加所要時間の目安 |
---|---|---|
害虫駆除 | バルサンなど燻煙剤を使用後、死骸処理 | 半日〜1日 |
消臭・除菌作業 | オゾン脱臭機、消毒液散布で臭いと菌を除去 | 半日〜1日 |
特殊清掃 | 汚物・腐敗物を取り除き、床・壁を削り取るケースも | 1日以上 |
単純に片付けるだけでは済まず、「害虫駆除→清掃→消臭」といった複数工程が必要になるため、必然的に作業日数が延びることになります。
5. その他、時間がかかるケース
上記以外にも、以下のような状況では作業時間が延びやすくなります。
作業時間に影響するその他の要因
要因 | 説明 |
---|---|
作業スペースが狭い | ゴミが積み上がり、スタッフが身動きできない |
搬出経路が長い・狭い | エレベーターなし、駐車場が遠い、階段のみ |
依頼者が途中で仕分けに立ち会う | 一つひとつ確認しながら作業するため、スピードが落ちる |
4. 早く片付けるためのコツ
ゴミ屋敷の片付けは、とにかく時間がかかるものというイメージを持っている方も多いでしょう。しかし、いくつかの工夫を取り入れることで、作業時間を大幅に短縮できるケースもあります。
「1日でも早く片付けて、元の生活を取り戻したい」と思う方のために、効率よく短期間で片付けるための具体的なコツを詳しくご紹介します。
1. 信頼できる業者に依頼
最も確実で早い方法は、プロの片付け業者に依頼することです。経験豊富なスタッフであれば、現場の状況に合わせて最適な方法で作業を進めるため、自分で片付けるよりも圧倒的に早く完了します。
業者に依頼するメリット
- 大量のゴミも短時間で片付く
- 仕分け、搬出、清掃まで一貫対応してくれる
- 害虫駆除や消臭・除菌作業も併せて依頼できる
業者選びで確認しておきたいポイント
項目 | 確認内容 |
---|---|
見積もりの明確さ | 作業費用、処分費、追加料金などが明確か |
スタッフの対応 | 丁寧で迅速な対応をしてくれるか |
許可の有無 | 一般廃棄物収集運搬業許可、古物商許可など |
口コミ・実績 | 利用者の評価や施工事例を確認 |
業者によって作業スピードや対応力に差があるため、「安さ」だけでなく「実績」と「信頼性」を重視することが、早く確実に片付けるための重要ポイントです。
2. 必要に応じて追加スタッフ
ゴミの量が多い場合や、作業時間をとにかく短縮したい場合は、作業スタッフを増やしてもらうことで早く終わらせることができます。
追加スタッフを依頼するメリット
- 2人作業を5人作業に増やすだけで、作業時間が半分以下になることも
- 力仕事担当、仕分け担当など役割分担ができ、効率が上がる
- 搬出作業も一気に進むため、近隣住民への迷惑も最小限に
追加費用について
業者によって異なりますが、スタッフ1人追加につき1万円〜2万円程度が相場です。
「早く片付けたい」「仕事が忙しく立ち会う時間が限られている」場合などは、多少費用がかかっても人数を増やしてもらう方が結果的に負担が減るケースも多いです。
「時間をお金で買う」イメージで、早さを優先する場合は積極的に相談してみましょう。
3. 自分でできることは事前に
業者にすべてを任せるのも一つの方法ですが、事前準備をしておくことで、さらに作業時間を短縮することができます。
事前にできる準備
- 必要品・貴重品の確保
- 大切な書類、通帳、印鑑、思い出の品などをあらかじめ分けておく
- 当日に「これは捨てないで」と指示する手間が省けます
- 明らかなゴミは分別・袋詰め
- ペットボトル、缶、衣類など明確にゴミとわかるものは、自分で仕分けして袋に詰めておくと作業がスムーズになります
- 大型家具・家電の確認
- 「捨てる」「残す」を明確にして、必要なら事前に解体しておく
やりすぎには注意
ただし、無理に一人でやろうとして途中で挫折してしまうと、結局業者の手間が増えることもあるため、自分でできる範囲で無理なく行うことが大切です。
4. 作業日までに周囲への声かけ
ゴミ屋敷の片付けは、トラックの駐車スペース確保や、大量搬出時の通行の妨げなど、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。事前に周囲へ声をかけておくことで、当日の作業がスムーズに進みます。
声かけのポイント
- 「〇月〇日に片付け作業を行います」と一言伝えておく
- エレベーターや階段を使う集合住宅の場合、管理人や住民に通達しておくとトラブル防止になる
- 駐車スペースを一時的に借りられる場合もあるため、交渉しておくと作業が早く進む
「お互い様」という姿勢で、気持ちよく協力してもらえる環境を整えておくことも、結果的に時短につながります。
5. 作業当日の立ち会いもスムーズに
当日は、業者にすべてお任せではなく、必要な場面ではすぐ指示できるよう、立ち会いも効率よく進めることが大切です。
当日スムーズに進めるために
- 「捨てる物」「残す物」のリストを事前に作成しておく
- 判断に迷いそうな物は、「保留スペース」を確保し、最後にまとめて確認するようにすると混乱が避けられる
- スタッフと一緒に最初にゴミの山をざっと確認し、「ここは丸ごと処分で」「ここは慎重に」とエリア分けしておくと、業者も動きやすくなる
5. ゴミ屋敷を再発させないために
ゴミ屋敷を一度片付けたとしても、「きれいになったからもう大丈夫」と油断していると、短期間でまた元の状態に戻ってしまうケースは少なくありません。
「せっかく片付けたのに、また同じことを繰り返してしまった…」
そんな後悔をしないためには、再発防止に向けた意識改革と具体的な対策を講じることが不可欠です。
ここでは、ゴミ屋敷を二度と繰り返さないために心がけたい3つのポイントを、さらに掘り下げて解説します。
1. 物を増やさない:必要以上に買わない意識を持つ
「物が増えすぎる」ことこそが、ゴミ屋敷化の大きな原因です。
特に、次のような傾向がある方は注意が必要です。
ゴミ屋敷を再発しやすい人の買い物傾向
- 「安いから」とついまとめ買いをしてしまう
- 「いつか使うかもしれない」と捨てずに取っておく
- 「ストレス解消」のために衝動買いを繰り返してしまう
対策:物を増やさないための習慣づけ
- 買う前に一度考える習慣を持つ
→ 「本当に必要か」「今ある物で代用できないか」を考えるクセをつける - 1つ買ったら1つ手放すルールを作る
→ 新しい服を買ったら古い服を1枚処分するなど - 収納スペースに収まる分だけをキープ
→ 「物が入らなくなったら見直し」のサイクルを作る
「増やさない」「溜め込まない」ことを意識するだけで、物の管理が楽になり、散らかりにくい環境を維持できるようになります。
2. 定期的に掃除:少しずつ片付ける習慣を身につける
「溜め込んでから一気に片付ける」ではなく、「少しずつ、こまめに片付ける」意識がゴミ屋敷再発防止のカギです。
習慣づけのコツ
- 1日5分だけ片付ける習慣をつける
→ 朝出かける前、寝る前などに短時間でも良いので、毎日続けることが大切 - 「床に物を置かない」を意識する
→ 床に物を置くと、そこから散らかりやすくなるため、「置かない」意識を持つ - 「ゴミの日を活用」して定期的に見直す
→ 燃えるゴミの日、資源ゴミの日などをカレンダーに書き込み、出すついでに部屋も見回す習慣を
掃除が苦手な人でもできる工夫
- 掃除道具を取り出しやすい場所に置く
→ ハンディモップやコロコロをリビングに常備しておく - 「今日はテーブルだけ」「今日は玄関だけ」と範囲を小さく
→ 「一気にやる」よりも、「部分ごとに片付ける」と負担が少なくなる
「日々少しずつ」これが、きれいな部屋を保つ最大のコツです。
3. 必要なら家事代行サービスを活用:無理せずプロに頼る選択肢も
「仕事が忙しくて掃除する時間がない」「片付ける気力が湧かない」
そんなときに無理をしても、長続きしないことが多いです。
そこで、定期的に家事代行サービスを利用することで、無理なくきれいな部屋を維持する方法も検討してみましょう。
家事代行サービスでできること
- 掃除(床、キッチン、浴室、トイレなど)
- ゴミ出し、整理整頓
- 洗濯、簡単な片付け
- 不用品整理のサポート(事前に相談すれば対応可能な場合も)
利用頻度と費用目安
頻度 | 料金相場(1回2時間) |
---|---|
月1回 | 5,000円〜8,000円 |
月2回(隔週) | 10,000円〜15,000円 |
週1回 | 20,000円〜30,000円 |
家事代行サービスを利用するメリット
- 定期的に人が来ることで「散らかせない」という意識が生まれる
- 一度きれいになった状態をキープしやすくなる
- 片付けのプロが効率的に作業してくれるので、自分でやるより短時間でスッキリ
「掃除を人に頼むなんて…」と思うかもしれませんが、「きれいな部屋を維持し続けるためのサポート」と割り切ることで、生活に余裕が生まれます。
4. 「捨てる」ことに慣れる意識改革も大切
ゴミ屋敷を繰り返してしまう方の多くは、「もったいない」「いつか使うかも」と思い、物を捨てることに抵抗感を抱いているケースが多いです。
しかし、「不要なものを手放すことで、暮らしや心にゆとりが生まれる」という意識に変えていくことも再発防止につながります。
捨てる基準を明確に
- 1年以上使っていないものは手放す
- 壊れているもの、汚れているものは迷わず捨てる
- 「迷うもの」は一時保管BOXを用意し、3か月使わなければ処分
「捨てる=もったいない」ではなく、「必要なものだけに囲まれて快適に暮らす」ことこそが豊かさだという意識にシフトしていきましょう。
まとめ
ゴミ屋敷の片付けに必要な日数は、軽度なら1日〜2日、中度で2日〜4日、重度の場合は5日〜1週間以上かかるケースが多いです。ゴミの量や状態によっても左右されるため、まずは専門業者に相談し、自分に合った方法で片付けを進めましょう。
片付け後は、再びゴミ屋敷にならないよう日頃の心がけも大切です。快適な住環境を取り戻すために、できることから始めてみませんか?